陶と漆の技法

陶と漆の技法

販売価格: 2,970(税込)

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商品詳細

はじめに

割れたり欠けたりした陶磁器を漆を使って修復し、金粉で装飾する「金継ぎ」が、今とても流行っています。それは本来、破損した陶磁器を修復するための技術として伝わってきたものですが、漆を用い、陶磁器に新たな装飾を生み出せるところが作り手を刺激する人気の理由になっています。
ちなみに、こうした陶磁のボディに漆による装飾を施したものを「陶磁胎漆器」と呼びます。
本書では、「金継ぎ」をはじめ「古美色の付け方」「陶胎根来塗り」「箔押し」「乾漆粉で絵を描く」「漆磨彩」「錆漆」「錫粉蒔き」「針描き」「メノウ磨き」「銀練り漆」まで、漆で装飾する多様な陶胎漆器の技法を紹介しています。
賄薬や化粧土を用いる装飾は陶芸の世界では一般的ですが、漆を用いることで、これまでにはなかった新たな表情を求めることができます。
ぜひ、漆の装飾にチャレンジしてみてください。